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中国最新教育事情報告 〜上海市虹口区第一外国語小学を視察して〜
2025年11月29日(土)、第4回「中国の古今東西をたずねる講座」を開催しました。今回は、井原市教育長・森川孝一先生を講師にお迎えし、10月に行われた上海訪問と、虹口区第一外国語小学の視察をもとに、中国の最新教育事情についてご報告いただきました。

森川教育長は、2025年10月18日~21日に行われた「内山完造生誕140周年記念 上海訪問団」に参加され、上海市人民対外友好協会の協力のもと、虹口区第一外国語小学を視察されました。今回の講座は、その貴重な現地体験を市民の皆様と共有する目的で企画したものです。
■ 講座内容:外国語教育とICTが進む上海の小学校
講座では、以下のような内容を中心に、写真も交えてわかりやすく解説していただきました。
- 上海市における外国語教育の位置づけ
- 校長・教師の教育に対する熱意、技術レベルの高さ
- ICTを活用した授業の実例
- 生徒が主体的に学ぶ「五育融合」の仕組み
①美を尊ぶ心(尚美)
②幅広い知識(広学識)
③健やかな心身(健身心)
④勤勉で自立した姿勢(勤自力)
⑤責任を担う力(担責任) - そして、学びを可視化できる「五育融合人材育成システム」の活用



■ 会場の様子
参加者からは、
「中国の教育現場のリアルを初めて聞くことができた!」
「びっくり!IT×教育の活用方法が想像以上だった」
「生徒たちの学ぶ姿勢と積極性をすごく感じた!」

■ 講師紹介:森川孝一先生
- 1961年 岡山県生まれ
- 香川大学教育学部卒業
- 小学校教諭、井原市教育委員会指導主事、岡山県立図書館館長、井原市立小学校長などを歴任
- 2025年4月より井原市教育委員会 教育長に就任
教育の最前線で豊富な経験を積まれた森川先生の講座は、参加者からの満足度も非常に高いものでした。本当にありがとうございました。
■ おわりに
「中国の古今東西をたずねる講座」は、第1回から皆さまに支えていただき、今回で4回目となりました。
当協会では、今後も中国の歴史・文化・教育を身近に感じ、理解を深めていただける講座を継続して開催してまいります。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
そして視察にご協力頂きました、虹口区第一外国語小学の皆様、上海市人民対外友好協会の皆様、改めてお礼を申し上げます。

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