岡山市日中友好協会代表団が上海・虹口区を訪問

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上海・虹口区への訪問

 2025年10月18日~21日、岡山市日中友好協会(土井章弘会長)を中心とする代表団20名が、上海市人民対外友好協会の招きで中国・上海を訪問しました。

 今回の訪問は、「中国人民の老朋友(古くからの友人)」と呼ばれる内山完造の生誕140周年を記念したもので、岡山と上海、そして日中両国の友好を一層深める機会となりました。

魯迅記念館で記念展・学術交流に参加

 10月19日、代表団は上海魯迅記念館で開幕した特別展「以書肆為津梁,期文化之交互――内山完造と日中友好」の開幕式と学術シンポジウムに出席しました。

 この展覧会は、上海市人民対外友好協会、虹口区人民政府、岡山市日中友好協会が共同で主催し、文化を通じた両国の交流をテーマに開催されたものです。 

 土井会長をはじめ、東京・神保町の株式会社内山書店社長で内山完造の子孫でもある内山深氏、白玉蘭記念賞受賞者であり福山市日中友好協会会長の佐藤明久氏らも同行し、歴史的な友情の地・上海で、内山完造の功績を改めて振り返りました。

 開幕式後には、代表団が虹口区に新設された「1927・魯迅と内山記念書局」を訪問。書店主と文豪の友情を伝える空間に触れ、参加者からは「文化を通じた絆の力を改めて実感した」との声が聞かれました。

上海市民との文化交流・地域訪問

 10月20日には、虹口区嘉興路街道の「第五市民ステーション・長者食堂」や「コミュニティ文化活動センター」、そして「和平書院」を訪問しました。

 日本の参加者たちは、地域の高齢者と一緒に中国風の団扇づくりや中国語の歌を体験し、地域文化や人々の温かさに触れました。

教育交流への新たな一歩

 代表団の一員である井原市教育委員会の森川孝一教育長は、虹口区外国语第一小学校を訪問。授業見学や座談交流を行い、両地域の青少年交流の可能性について意見交換しました。

 虹口区人民代表大会常務委員会の謝榕榕副主任(区対外友協会長)も出席し、教育を通じた次世代の交流促進に向けて前向きな合意が交わされました。

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